函館西地区安全運転管理者協会の瀬川会長に交通栄誉章緑十字金章
函館西地区安全運転管理者協会の瀬川潔会長(73)がこのほど、警察庁長官と全日本交通安全協会会長連名の「交通栄誉章緑十字金章」を受賞した。長年活動を続ける交通安全功労者や優良安全運転管理者に贈られる最高の栄誉賞で、本年度は道警函館方面本部管内でただ1人の受賞となった。16日に東京都内で開かれた「第49回交通安全国民運動中央大会」で賞状や記念品が贈られた。
瀬川会長は1967年、函館市内に本社を置くカーディーラー「函館マツダ」の安全運転管理者となり、90年からは函館西地区安全運転管理者協会の会長に就任。企業で得たノウハウを協会運営にも反映させ、さまざまな啓発活動に取り組んできた。瀬川会長は「当時のマツダの代表者が飲酒運転や交通違反に厳しい人で、自分も車を扱う一員として、交通事故の防止を肝に銘じてきた」と話す。
毎年、秋の全国交通安全運動では、管内の企業の協力を得て、パトカーや消防車、除雪用のショベルカー、電力会社の作業車など、特装車によるパレードを実施。98年には市内松川町から大川町までの市道「八幡通」約2キロの沿道で大勢の市民が参加して旗の波作戦を行うなど、市民の注目や関心を集めることを常に意識し、官民一体となった活動を続けている。
昨年は、こうした活動が結実し、函館西署管内で交通死亡事故者ゼロを達成。瀬川会長は「企業のイベントや営業活動と同じで、いつもどこかで啓発活動を行うなど、取り組みを続けていくことが大切。心の緩みが事故につながるので、今後とも他の団体とも協力して、積極的な活動を続けていきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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