函館子ども歌舞伎が25日札幌で公演
函館子ども歌舞伎(市川団四郎主宰)が25日午後1時から、札幌市のかでる2・7ホール(中央区北2西7)で開かれる「北海道舞台塾 北の元気舞台」(道、実行委など主催)に出演する。同公演は2004年以来5年ぶり3回目の招聘(しょうへい)で、昨年11月に函館市民会館で開かれた創立20周年記念特別公演の「釣女(つりおんな)」などを演じる。市川さんは「子供たちにとって貴重な経験の舞台。函館で見た市民が札幌の知人などに広めてもらえれば」と話している。
「北の元気舞台」は、道内の各地域で舞台芸術活動をする団体を札幌に招聘し、活動内容を広く紹介するとともに団体の人材育成を目指し開かれている。函館子ども歌舞伎は01年に「阿波の鳴門・どんどろ大師」などを、04年には「封印切りの場」などを上演し、道内から集まった観客、舞台関係者から好評を受け、3度目の招聘となった。
今回は約40人の団員が「釣女」のほか、おなじみの「白浪五人男」、昨年7月に「榎本武揚没後百年函館記念事業公演」として函館市の称名寺で演じた「東大寺二月堂 良弁杉の由来」を披露する。現在は市内の町会館などでけいこに励んでいる。市川さんが「そんな笑い方は素人の役者。もっと感情を込めて」「手は伸びているが指先や目線はどうなの」など、本物の歌舞伎の演技を求め指導。市川さんは「現在の団員は札幌での公演は未経験。芝居を見てもらうことで子どもたちは成長する。ぜひ札幌でも応援してほしい」と話している。
団員は24日に札幌入りしてリハーサルを行い、本番に備える。入場料は一般1000円。公演の問い合せは実行委TEL011・272・0501。チケットの問い合わせは函館子ども歌舞伎事務局の廣瀬さんTEL0138・42・2327。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。