来月13―15日、中島廉売で刑務所作業製品販売

 函館市中島町の中島廉売で、空き店舗を活用して刑務所作業製品を展示・販売する「中島れんばい大家具まつり(仮称)」が2月13―15日に開かれることが決まった。今や全国区の人気となっている函館少年刑務所製の“マル獄”印の入った前掛けをはじめ、大型家具や日用品など総額約400万円相当の商品が並ぶ予定で、閉鎖する店舗が目立つ商店街の再生を目指す。

 商店街の空き店舗で刑務所製品の展示即売会を開くのは「全国的にも珍しい試み」(法務省矯正局)という。

 同廉売の商店主らでつくる中島町商店街振興組合(二本柳秀樹理事長)が、近年増え始めた空き店舗の有効活用策を探っていたところ、組合員の一人が同刑務所の刑務官と知り合いだったことから、今回の企画に結び付いた。同刑務所も「地域貢献と商店街の活性化の一助になれば」と同組合の要請を快諾した。

 当日は全国の刑務所などの受刑者が作った木製の家具や踏み台、枕カバー、みそなどを廉売の空き店舗3カ所の会場に陳列。生産が追いつかないほど人気のマル獄シリーズの商品は「前掛け」や「きんちゃく袋」を数量限定で販売する。

 会場ではバザーやフリーマーケットのほか、周辺の商店で特売品を提供する協賛セールも実施。15日には西部地区の町おこしグループでつくるちんどん屋「遊源会社大黒笑事」も応援に駆け付ける。

 二本柳理事長は「不景気や相次ぐスーパーの進出で客足は鈍っているが、イベントを起爆剤としてたくさんの人が集まる廉売に生まれ変わりたい」と意気込んでいる。午前10時から午後5時まで(最終日は午後4時まで)。問い合わせは同廉売事務所TEL0138・56・7615。

update 2009/1/16 10:55
提供 - 函館新聞社


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