函館市の臨時職員緊急雇用、53人に対し130人応募
【乙部】道の支庁再編をめぐり道町村会長の寺島光一郎乙部町長が、条例修正を前提に高橋はるみ知事との会談に応じる方針を示したことで、対話再開の時期が当面の課題になる。寺島会長は「早期に実現したい」とする一方、条例修正に応じない知事サイドとの隔たりは大きい。再編の必要条件である公選法改正をめぐっては、自民・民主両党も両者の対話を注視。トップ会談が物別れに終わった場合は、新年度中の再編はますます厳しい状況に追い込まれるだけに、知事サイドの出方が注目される。
函館市が緊急雇用対策の一環で採用する臨時職員の募集が14日で終わり、定員53人に対し130人の応募があった。また、市住宅都市施設公社が15日から募集した冬季就労作業員20人は、初日で函館公共職業安定所に依頼した一定数の紹介が固まり、同日で応募を締め切る形に。函館の厳しい雇用情勢があらためてうかがえる結果となった。
市人事課によると、臨時職員は函館職安を通して求職者を紹介してもらった。業務は資料作成や事務補助、郷土資料整理などで、1カ月の支給額は22日間勤務で12万円程度となる。15、16日に各部で面接し、週明けの19日から3月末まで採用する。
このうち、市教委生涯学習部文化財課は縄文遺跡出土品の整理業務として10人を募集し、定員を大幅に上回る応募があった。南茅部地区で昨年発掘された土器や石器などの遺物を水で洗い、番号を付けたり台帳に登録するなどして出土場所が分かるように収納していく。賃金は日額6500円前後で、今回募集した他の事務員より1000円ほど高く、人気があった。
同部は「通常の業務で補いきれない分を、今回の制度を利用することで進めていく。縄文文化交流センター整備や遺跡群の世界遺産登録を目指す中、遺跡や出土品の内容を把握、整理するとともに雇用促進にもなり、非常にありがたい」と話している。
冬季就労対策として市住宅都市施設公社が募集した作業員20人についても、賃金が日額9000円と高かったことが人気を集めた要因として考えられる。今後、面接を経て採用する。
提供 - 函館新聞社
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