大妻高生3人がキャリア短歌で入賞

 函館大妻高校(外山茂樹校長、生徒475人)の3年生3人が、全国の高校の進路指導、学習に関するイベントの企画・運営会社さんぽう(東京)が主催する「第3回高校生のキャリア短歌・キャリア生活文コンテスト」の短歌部門で佳作に選ばれた。応募総数2253首の中から上位23首に選出され、生徒たちは「うれしい」と喜んでいる。

 このコンテストは現役高校生を対象に、将来について真剣に考えていることをテーマに募集。大学教授ら選考委員が審査、講評した。佳作は最優秀(1首)、優秀(2首)に次ぐもので、20人が輝いた。道内からは同校と清尚学院高が団体賞にも選ばれた。

 同校では生徒の伝える力を育てようと、昨年度から全校で短歌や俳句づくりに取り組んでいる。今回は昨年8月、全3年生172人が授業の一環として応募した。

 入賞した家政科の大坂舞子さん(18)の短歌は「あの時に あきらめかけた あの夢を 今もう一度 追いかけ走る」。美容師へのあこがれを再燃させた時期の気持ちを素直につづった作品で、「力を入れたわけではないので、入賞はびっくりした」と振り返る。

 同科の安川実穂さん(18)は「見つからず もがき苦しむ 進路先 努力するほど 悩みは増える」。進学先に悩む思いを詠み、「これから進路を考える後輩に共感してもらえれば」と話す。担任教諭のような「かっこいい先生」にあこがれ、教員を目指して春からは札幌の大学に通う。

 普通科の岡田舞さん(18)は、幼いころから福祉の道を目指す自分を見詰めた「いばら道 介護福祉の 夢の道 ただひたすらに 歩き続ける」。4月からは介護福祉士の資格取得のため市内の専門学校に進学する予定で、「今までの経験を糧に頑張りたい」と意気込む。

 担当の森雪恵教諭は「集中して自分の気持ちを見つめ直す機会になった」と話す。入賞した短歌と生活文は同社が冊子にまとめ、1万部を入選高校や関係者に配布した。

update 2009/1/16 10:52
提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです