本格人形劇に園児夢中…「劇団わんぱくクラブ」美原保育園で訪問公演

 函館市柏木町の共同学童保育所に通う児童13人が所属する「劇団わんぱくクラブ」が14日、函館美原保育園(美原1、松本啓園長)を訪れ、約100人の園児たちの前で人形劇を披露した。同劇団は昨年11月に札幌市で行われた札幌人形劇祭の児童生徒の部で最優秀賞を受賞した実力派で、この日も巧みな演技で園児たちを喜ばせた。

 同劇団は1992年に同市銭亀沢町の北山篤さん(62)と妻の良子さん(故人)が「子どもたちに本格的な人形劇を指導したい」と、小学3―6年の児童を対象に立ち上げた。毎年秋の同人形劇祭への出演を目標に週1回の練習を重ねており、昨年は動物たちを主人公としたコミカルな内容の「ボクのなまえは?」で結成16年目にして初の最優秀賞に輝いた。

 この日の公演は、同劇団の活躍を知った同保育所からの呼び掛けで実現したもので、児童らにとっては約2カ月ぶりの本格的な舞台。初めて見る人形劇に緊張気味だった園児らも、動物たちのユーモラスな動きや軽快なせりふのやりとりなどにすぐに引きこまれ、楽しい雰囲気の中でステージが繰り広げられた。

 公演を終えたメンバー代表の保科崇志君(函館駒場小6年)は「小さな子どもたちの前で上演するのは初めてだったので、理解してもらえるか心配だったけど、園児たちの楽しそうな笑顔を見ることができてうれしかった」と満足の様子。北山さんは「子どもたちの練習の成果を、地元の人たちにもっと見てもらえるように、今後もこのような訪問の機会が増えることを期待したい」と話していた。

update 2009/1/15 11:38
提供 - 函館新聞社


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