中国のデビッドカード使用OK…16日から棒二森屋で
函館市内の百貨店、中合棒二森屋店(若松町17、井上裕司店長)は16日から、中国版デビットカード「銀聯(ぎんれん)カード」による決済サービスを開始する。富裕層を中心とする中国人客の利便性を高め、消費拡大につなげたい考え。同サービスを道南の百貨店が導入するのは初めて。
銀聯カードは昨年12月現在で約18億枚が発行されていて、観光で来日する中国人の大半が持っているという。決済は加盟店でカードを提示し、店頭の専用端末に暗証番号を入力すると、中国の銀行口座から利用額が引き落とされる仕組みだ。
同店が三井住友カード(東京)と北陸カード(富山)と協力し、導入準備を進めてきた。道内百貨店で銀聯カードを取り扱うのは、さっぽろ東急百貨店や丸井今井札幌本店、札幌三越店(いずれも札幌)、藤丸(帯広)に次いで5店舗目となる。
同店は07年10月から、外国人客に対し、一部商品を除き1万円以上購入した場合の5%分の消費税の免税措置を導入。免税対象の外国人客のうち中国人が約3割に上るといい、「消費低迷で売り上げが落ち込む中、富裕層の外国人買い物客の新規開拓やリピーターの獲得につなげたい」と期待を寄せている。
提供 - 函館新聞社
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