釧路の秋辺さんら9人作品展、アイヌ工芸品展示、販売
釧路市の阿寒湖畔でアイヌ民芸品店を営む秋辺日出男さん(48)ら工芸作家9人の合同作品展が、函館市大町4の函館元町ホテル(遠藤浩司社長)のギャラリーで開かれている。木彫りの置き物やアクセサリー、食器などの工芸品が展示、販売されている。3月31日まで。
秋辺さんはアイヌ民族で、社団法人北海道ウタリ協会理事、阿寒アイヌ工芸協同組合専務理事も務めるなど、アイヌ文化の普及に尽力している。遠藤社長は2000年に釧路市で秋辺さんと知り合って意気投合。道南にアイヌ文化を発信しようと作品展を企画した。
秋辺さんはマツの丸太を彫った高さ160センチの「エカシ(長老)立像」や、約10種類のかわいらしいフクロウの置き物を制作し、アイヌ彫刻家の藤戸幸夫さんは伝統的な文様を刻んだマキリ(小刀)を展示。お盆や皿、シカの角を活用したストラップなどの小物も並んでいる。
遠藤社長は「職人が作った温かみのあるアイヌの工芸品をぜひ手に取ってほしい」と話している。午前10時―午後5時。
同ホテルでは4月から同ギャラリーで絵画展や作品展を開く個人、団体を募集している。無料。問い合わせは同ホテルTEL0138・24・1555。
提供 - 函館新聞社
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