アジア注目の観光地 函館9位…米の口コミサイトが集計
米国最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」が集計した「アジアのこれから注目の観光地ランキング20」で、函館市が9位に選ばれた。日本国内の都市ではトップ。函館観光の定番といえる函館山からの夜景を評価する声が多く、観光客の減少に歯止めを掛けるため、グローバルな視点に立った誘致宣伝活動が求められそうだ。
同サイトの会員数は全世界で600万人を誇る。今回のランキングは2007年9月―08年9月、アジアの観光地に関する情報の閲覧や書き込みなどの回数について、独自の算出法で採点した指標に伸びがあった地域を対象にしている。
同サイトを運営する日本法人「トリップアドバイザー」(東京)によると、函館は「和洋折衷な街並みと、両側に広がる海とのコントラストが見事な世界一と称される函館山からの夜景」が評価されたと分析する。旅行者からの具体的な声としても、函館山からの夜景についての記述が多く、「写真で見るより生で見たほうがずっと迫力があった」「『100万ドルの夜景』の名にまったく劣らない最高の景色だった」などがあった。
函館以外の日本の都市では長野が14位、岐阜県高山が20位。なお、1位はインドネシア・バンドン、2位はフィリピン・バタンガス、3位は同・タガイタイだった。同サイトで5月に発表した「2008年トラベラーズチョイス・アジア部門」では京都が1位(世界24位)、東京が6位(同95位)に選ばれている。
市の鈴木敏博観光コンベンション部長は「世界レベルでは函館の知名度はまだまだと言える。どんな形であれ話題になったのは光栄なことなので、国内外に対する情報発信の強化に努めていきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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