「自殺を防ごう」HPで情報提供…市立函館保健所
市立函館保健所は、インターネットのホームページ(HP)内に「自殺予防対策のページ」を開設した。自殺者が増加していることを受け、市内の自殺者数の推移や年代別構成などの現状を知らせたり、自殺のサイン「自殺予防の10カ条」、相談窓口などを紹介する。同保健所保健予防課は「随時情報を充実させて少しでも自殺を少なくしたい」と話している。
同保健所調べでは、市内の自殺者数は増加傾向にあり、早急な対応が求められている。こうした状況を受けて市は昨年9月、関連部局や市教育委員会、消防、学識経験者、道警、労働基準監督署などで構成する「函館市自殺予防対策連絡会議」を設置して対策に乗り出した。この一環として幅広い市民に情報を提供しようと開設した。
ページでは、函館市の自殺者数が2005年以降は80人前後で推移していることや、年代別では30―50代が半数以上を占めていることが分かる。さらに「自殺は『追い込まれての死』」と位置付け、「追い込まれる前に周囲の人に相談したり、周囲の人が自殺のサインに気づくことができれば、自殺は防ぐことができる」と伝え、自殺のサインとして、うつ病の症状や原因不明の体調不良を挙げた。相談窓口としては、市が実施する「こころの健康相談」や法テラスなどを紹介する。
同保健所のHPアドレスはhttp://
提供 - 函館新聞社
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