函館五稜郭病院「がん相談支援室」地域住民にも開放
函館五稜郭病院(函館市五稜郭町、高田竹人院長)はこのほど、原則、入院・通院患者とその家族に対応していた「がん相談支援室」の相談業務を院外の地域住民にも広げた。同病院は本年度から「地域がん診療連携拠点病院」の指定を目指し、準備に取り組んでおり、初年度は同支援室の開設と体制強化を進めてきた。相談業務の態勢が整ったことから、地域住民にも窓口を開放した。
同支援室には、がん性疼痛(とうつう)看護認定看護師らがん関連の認定看護師4人をはじめ、管理栄養士、保健師、薬剤師、ケースワーカーらを配置。がんにかかわる相談、情報提供、情報収集を主な業務とし、必要があれば院内の緩和ケアチームとも連携しながら対応していく。
支援室には、がんの専門書などをそろえた図書コーナーも開設し、本やDVDの貸し出しも行っている。6月の開設以来、毎月10件前後の相談に対応してきたが、大半が医療者とのコミュケーションにかかわることだったという。
同支援室の高橋玲子看護師長は「医療者側が分りにくい不安や悩みを窓口の段階で取り除き、適切な治療や問題解決に結び付けていきたい。小さなことでも1人で悩まず相談してほしい」と呼び掛けている。
相談を申し込む場合、事前に予約が必要。新棟1階医療総合サービスセンターの相談支援窓口、もしくは電話で直接申し込む。相談は無料。
予約受付時間は平日午前9時―午後4時、土曜午前9時―午前11時半。日曜、祝日休み。問い合わせは同病院TEL0138・51・2295。
提供 - 函館新聞社
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