大雪で交通機関乱れる

 発達した低気圧の接近と冬型の気圧配置になった影響で、本道など北日本は10日、強風や大雪など大荒れの天気となり、道南でも交通機関に大きな乱れが生じた。函館空港発着便は計34便が欠航または他空港に着陸するなどし、計3597人に影響があった。市内では日中の気温が氷点下とならず、湿った雪が道路に積もり、市民は重い雪を寄せる作業に追われていた。

 函館空港では終日、滑走路の除雪作業に追われ、大幅な乱れが出た。この日、運航したのは北海道国際航空(エア・ドゥ)と全日空(ANA)が共同運航する羽田―函館間の1往復2便と、ANAの丘珠―函館間の1往復2便のみ。

 北海道エアシステム(HAC)は道内各空港の天候不良の影響もあり、函館と丘珠や釧路、奥尻などを結ぶ計12便がすべて欠航し、計199人に影響。日本航空(JAL)も函館と羽田を結ぶ3往復6便が欠航となり、計1247人に影響した。

 ANAは函館―丘珠間で3往復6便計113人。函館―羽田間は羽田から函館に向かう853便が新千歳空港に向かったほか、エア・ドゥとの共同運航便を含め、3往復6便で計1565人。大阪―函館間で計220人、名古屋―函館間で計253人に影響があった。

 一方、道南自動車フェリーは、函館―大間間の2往復4便がしけのため欠航、約60人に影響があった。機材繰りの関係で11日午前7時10分大間発の便も欠航する。

 函館海洋気象台によると、午後8時現在の各地の積雪は森45センチ、福島町千軒36センチ、今金35センチ、函館11センチ。函館の日中の気温は零度前後で、3月中旬から4月上旬並みという高さで推移したため、湿った重い雪となった。市内谷地頭町で除雪をしていた女性は「水分を含んでおり、車が雪をはねるので大変」と話していた。同気象台によると、11日の道南は雪でふぶくが、渡島は昼すぎから、桧山は夕方から曇る見込みとしている。

update 2009/1/11 10:32
提供 - 函館新聞社


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