函館市、優先度で除雪 市民の協力求める

 函館市は本年度の除雪予算として、昨年度と同じ3億円を見込んでいる。除雪計画期間は12月―翌3月で、昨年12月の除雪日数は12日と例年並みに推移している。今冬はこれまで少雪傾向だったが10日から本格的な雪が降り、関係者は今後の気象動向を注視している。

 市土木部は「通勤や通学など優先度に応じて道路を除雪しているので、行き届かない場合があることを理解してほしい。車道や歩道に雪を捨てるのは危険なので、排雪場所への搬送、敷地内での処理に協力を」と話している。

 市が管理する市道路線4297本の総延長は約1268キロ。除雪の対象路線は、交通量やバス路線の有無などを基準に幹線道路と生活道路に区分され、出動の目安となる降雪量をそれぞれ10センチ、20センチとしている。

 市保有または民間借り上げの除排雪用機械は、圧雪を削る除雪グレーダやトラックなど合わせて428台。降雪時以外でも、パトロール車や凍結防止剤の散布車が随時出動している。電気やガスなどによるロードヒーティング整備は車道と歩道を合わせて104カ所で、気温、降雪量などによってセンサーで作動している。

 雪が多かった2004、05年度の除雪費はそれぞれ3億1100万円、4億200万円と、当初予算を超えた。特に05年度は累計の降雪量が449センチで、除雪日数は103日を数えた。06年度は8400万円、07年度は1億4400万円で、除雪日数も50日前後と近年は小康状態にある。

update 2009/1/11 10:31
提供 - 函館新聞社


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