スケソウダラ寒干し1万本
函館市南茅部地区で、昔ながらの冬の風物詩とされるスケソウダラの寒干しが行われている。同市川汲町に住む水産加工業加我永寿さん(61)方では9日、最後の干し作業を行い、自宅前の干し場には約1万本がずらりと並んでいる。
北国の珍味である寒干しタラは、新鮮なうちに頭などを取って水洗いした後、寒風や日光に数カ月さらして食感や風味を良くする。加我さんは40年以上前から作っており、今年は昨年12月末から妻の正子さん(56)ら5人が作業に当たった。正子さんによると、干した直後の数日間、寒波に当てるのがおいしく作るコツ。「昨年末はすごくしばれたのでおいしく出来たはず」と話す。
スケソウダラの寒干しは時代の流れとともに取り組む漁業者も少なくなった。加我さん方ではほとんどが予約販売で、毎年楽しみにしている札幌などの顧客が買うという。
update 2009/1/10 10:13
提供 - 函館新聞社
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