ランドセルや学習机…早くも商戦ピーク
函館市内のデパートや家具店などで、早くも春の新入学に向けたランドセルや学習机の商戦がピークを迎えている。製品のデザインや機能などの傾向を探ってみた。
テーオーデパート(梁川町10)では昨年10月中旬ごろから特設コーナーを設置。売り場担当者の辻賢二さんは「年々客足は早まっており、新作を早めに見てじっくりと選びたいという人も多い」と話す。
ランドセルは1万9800円から4万8000円までの国内製を取りそろえ、ベネトンなどの有名ブランドや手縫いで仕上げた商品もある。色の種類はメーカーによって異なるが、男児用が定番の黒や濃紺など落ち着いたもの、女児用はピンク色や水色などのパステルカラーが人気だ。
左右が連動し、背負いやすい肩バンドや背中の形に沿った背当てなどを備え、8色から選べる「天使のはね」シリーズも充実させた。このうちワンタッチでロックできる錠前や防犯ブザーが付けられる金具など、多彩な機能が満載の3万9800円のタイプがお薦めという。
家具の菱乃実(石川町2)では、子どもの成長に合わせて机と書棚を分離させるなど、1台で何通りにも組み替えられるタイプの学習机が主流。売れ筋は7、8万円台の商品で、購入者にはアニメキャラクターのデスクマットプレゼントなどの特典もある。ベッドとセットになったシステムデスクや、体の大きさに合わせて背もたれの位置を前後に調節できるいすも人気。
また、家具店らしく「飛騨産業」「マルニ木工」「カリモク」といった家具メーカーの商品も扱う。上質の天然木を使用した一枚板の机は丈夫で飽きのこないシンプルなデザインで、「大人になっても使える」と受けている。価格は15―25万円台。売り場担当の古山正幸さんは「孫にいい机を贈りたいという祖父母らの需要が多い」と話す。
商戦は3月ごろまで続くが、2月に入ると品薄になるため、各店とも早めの購入を呼び掛けている。
提供 - 函館新聞社
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