メタボ健診、目標の半分…函館市

 法改正に伴い、函館市が本年度から40歳以上の国民健康保険加入者に実施しているメタボリック症候群(内臓脂肪症候群)に関する健康診査(メタボ健診)の受診率が低い。本年度の目標25%に対し、昨年11月末の受診率は12・7%と半分程度。市国保年金課は「健康増進と疾病予防を図る健診なのでぜひ診断を受けて」と呼び掛けている。

 医療費が増す大きな要因として、糖尿病や高血圧、肥満症などの生活習慣病の増加がある。生活習慣病はメタボに起因することが多いため、国は各医療保険者にメタボ健診を義務付けた。市は自営業などの国保加入者に無料で実施している。対象は40―74歳で、75歳以上は希望に応じて受診できる。

 検査項目は問診、身長・体重・腹囲などの計測、診察、血圧測定、尿検査、血液検査などで、医師の判断で心電図や眼底検査を行う。市総合保健センター(五稜郭町23)や函館市医師会健診検査センター(湯川町3)と、市内137の医療機関で受診できる。健診結果でメタボ対象者には保健師による生活習慣改善の指導や支援が受けられる。

 市は健診事業を市医師会に委託し、同5月に対象者へ受診券を郵送した。受診券を紛失した市民には券を再発行するなど柔軟に対応しているほか、受診券がなくても受診できるよう医師会と対応を協議している。

 11月末時点の受診状況は、対象者5万6816人に対して7230人。40代は5―6%台と最も低く、最も高い65―69歳でも16・46%。市の本年度の目標は25%で、毎年10%ずつ向上させ、12年度には国が設定している目標値65%を目指している。健診や受診機関の問い合わせは市国保年金課32・2215、75歳以上は市医療助成課TEL21・3185。

update 2009/1/9 10:34
提供 - 函館新聞社


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