郷土凧など30点展示…旭ケ岡の家に秋山さん寄贈
函館市内に住む「はこだて日本の凧(たこ)の会」事務局長の秋山修正さん(79)がこのほど、全国から集めた郷土凧など約30点を同市旭岡町87の特別養護老人ホーム「旭ケ岡の家」(後藤隆博施設長)に寄贈した。幸福や長寿を願った絵凧、文字凧が中心で、同ホームの画廊に展示されている。
秋山さんは元中学校校長で、約40年前に出張先の東京で見かけた「土佐凧」の絵柄に感銘を受け、和凧を集めるようになった。35年前からは同会の創立者、故・太田比古象さんに師事し、凧づくりを始めた。同ホームでボランティアをしていた妻愛子さん(故人)を通じて同ホーム創設者のフィリップ・グロードさん(81)と知り合い、毎年新年を祝う「寿賀凧」を貸し出している。今回は昨秋の叙勲で瑞宝双光章を受けたグロードさんへのお祝いを兼ねて贈ったという。
画廊には「大漁」と書かれたイカ型の自作の凧、幸福を願う「万福寿長」の4文字が書かれた東京の「江戸角凧」、害虫駆除の伝統行事に登場する色鮮やかな竜が目を引く青森の「五所川原凧」などが並ぶ。秋山さんは「全国にさまざまな凧があることを知ってほしい」と話している。午前9時―午後5時。一般市民も自由に観賞できる。
提供 - 函館新聞社
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