「A/PART」映画化…イルミナシオンのシナリオ大賞 04年準グランプリ
函館港イルミナシオン映画祭(実行委主催)のシナリオ大賞で、2004年に準グランプリに選ばれた脚本「A/PART(アパート)」が映画化された。主演はアイドルグループV6の岡田准一さんと女優の麻生久美子さん。同賞の脚本が映画、映像化されたのは10本目。初夏から全国公開される。
同映画祭は、市民有志の実行委員会(米田哲平委員長)が毎年12月に開催。シナリオ大賞は函館から映画や人材を発掘、発信しようと96年度から実施している。04年には長編部門に217本の応募作が寄せられ、グランプリの「あたしが産卵する日」も08年に田中誠監督の「うた魂♪」として映画化された。
「A/PART」の作者は東京在住の脚本家まなべゆきこさん。作品は、都会のアパートで隣に住む顔を合わせたことのない男女が、人生の岐路や仕事に悩みながら、壁越しに聞こえる音で心を通わせるラブストーリー。映画題は「おと・な・り」と変わり、監督は「ニライカナイからの手紙」の熊澤尚人さんが務めた。
撮影は昨年11―12月に行われ、2月下旬に完成する予定。
まなべさんにとって単独のオリジナル長編作品の映画化は初めて。「入賞が映画化のきっかけになり、映画祭に感謝している。本当にうれしい。いつか函館を舞台に脚本を作りたい」と話している。米田委員長も「記念すべき映画化10作目が映画祭15年目の節目とも重なり、この上ない喜び。早く観たいし、次回映画祭でぜひ上映したい」と喜んでいる。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。