乗員・乗客数1万人見込む…09年度の函館港入港客船
2009年度の函館港への客船入港は、隻数が08年度より3隻多い延べ11隻と例年並みだが、乗員・乗客数は約1万2000人を見込み、過去20年の実績で初めて1万人を超える。函館市がまとめた客船入港予定で明らかになった。
初寄港の豪華客船は、オランダ籍の「フォーレンダム」(6万1396トン)と、バハマ籍の「ハンセアティック」(8378トン)。「フォーレンダム」は、昨年9月下旬に函館港へ入った過去最大の客船「アムステルダム」(6万2735トン)に次ぐ規模。乗員・乗客の定員は2020人で、5月6日と10月6日に寄港する予定。「ハンセアティック」は6月25日に入港。バハマ籍の「セブンシーズマリナー」(4万8075トン)は6年連続の函館寄港となり、5月11日、9月28日の年2回は初めて。
日本籍の客船では、「シルバーシャドウ」(2万8258トン)が5月17日に2年ぶりの入港を果たし、船内の装飾やサービスは世界トップレベルの豪華さを誇る。「にっぽん丸」(2万1903トン)は、函館開港記念日の7月1日に入り、翌2日に出港。函館ではなじみとなった「飛鳥U」(5万142トン)は、7月30日、8月23日、9月16日の3回、「ぱしふぃっくびいなす」(2万6561トン)は9月14日に入港予定だ。
市港湾空港部は、乗員・乗客数が年間1万人台に乗ることについて「5万トンクラスが延べ7隻を占め、客船の大型化が進んでいるため」と分析。観光振興に向けては「外国船の入港時にはインフォメーションデスクの設置やシャトルバスの運行、ローカルツアーの提案に努め、来年も寄りたいと思わせる仕掛けをしていきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。