「はこだてチケット」好評

 旅行業界大手の近畿日本ツーリスト(東京)が、函館市の公共交通機関の一日乗車券と、観光施設の利用・入場券を組み合わせた「はこだてスペシャルチケット」を旅行商品に組み入れ、冬季観光で人気となっている。近年は旅行形態が団体から個人型に移行し、旅行者のニーズも多様化。函館の新たな魅力を伝え、全国に情報発信するきっかけづくりとなるか、期待がかかる。

 はこだてスペシャルチケットは、昨年8月に市が初めて実証実験した「はこだてチケット」を同社が商品化。市の形式では観光施設7カ所の券をすべて盛り込んでいたが、13枚からなる「はこだてスペシャルチケット」では、10カ所の利用施設に応じた枚数をもぎりするタイプに変えた。1カ所当たり1枚から8枚が必要。

 同社は札幌、東京、名古屋地域で、往復の航空券と宿泊料を自由に組み合わせるフリープランのオプション、または商品自体に含めるパックとして販売。実施1カ月目の昨年12月は、函館の冬の一大イベント「2008はこだてクリスマスファンタジー」の人気も手伝って、100人を超える利用があった。

 2月には札幌雪まつりの相乗効果を見込めることから、同社のグループ会社「ツーリストサービス北海道函館営業所」(函館市若松町7、及川伸一所長)では3月末までに300人以上の利用を目標を掲げる。及川所長は「利用者への聞き取り調査でさらに満足度を高め、市や施設の協力を得ながら函館の新たな観光素材を作っていければ」と話す。

 市観光振興課は「まちめぐりしやすい仕組みさえ構築できれば、来函者への知名度アップにつながるはずなので、開港150周年記念事業の成功にも役立ててもらいたい」と期待している。

update 2009/1/4 15:43
提供 - 函館新聞社


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