乙部町も緊急雇用対策、除間伐事業で臨時職員採用へ
【乙部】乙部町は景気悪化に伴う季節労働者の緊急雇用対策として、500万円の補正予算を急きょ編成し、町有林で除間伐事業を行うことを決めた。早ければ今月中旬から事業に着手し30人程度の雇用確保に取り組む方針。道南では函館市や北斗市が緊急雇用対策を打ち出しているが、桧山管内では初めて。
町財政課によると、冬季雇用の場が少ない町内では、建設業などを中心に年間300人程度が道外の自動車関連工場などで季節労働者や派遣労働者として就業。しかし、自動車産業を中心とする景気悪化に伴い、大手自動車メーカーなどによる町内出身者の雇用打ち切りも相次いでいる。このため「町として地元雇用を緊急確保する必要がある」(寺島光一郎町長)としている。
除間伐事業は鳥山地区の町有林で実施する。町農林課によると、間伐、枝打ち、間伐材の搬出などの作業を予定している。チェンソーなどの機材を使うことができる有資格者を配置し、作業の指導・監督に当たる。
町の業務が始まる6日以降、速やかに作業員の募集に向けた手続きを始める。早ければ今月中旬から作業をスタートし、2月中旬から3月上旬までの作業を通じて、男女を問わず30人程度の雇用確保を図る方針という。
町は直近の町議会で補正予算の専決処分の承認を求めるほか、景気や生活分野に重点を置いた大型補正予算の編成も検討している。
提供 - 函館新聞社
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