1年の労ねぎらう、道南の自治体で仕事納め

 道南のほとんどの市町は30日、一斉に仕事納めとなった。市役所や役場では、窓口で住民が各種証明の交付や申請を済ませ、来庁者と職員が年末のあいさつを交わす姿などが見られた。市長、町長が職員を前にあいさつし、1年間の労をねぎらった。 函館市役所では午後3時半から8階大会議室で、特別職と管理職合わせて約250人が整列し、西尾正範市長があいさつした。西尾市長は「国内外とも激動の1年だった」と振り返り、暗い世相の中でも市政では駅前地区への専門学校の進出計画やロシアのラブロフ外相の訪問など、明るい話題もあったと述べた。

 今年1年を表す漢字が「変」であることから「来年は将来に希望が持てる良い意味での変化を期待したい。厳しい時代を乗り切っていくためには市役所がまずしっかりしないといけない。1年間の疲れを癒やし、再び元気な顔を見せてください」と訓示した。

 北斗市は海老沢順三市長が市役所本庁と総合分庁舎でそれぞれ職員を前に訓示。本庁舎では午後4時45分から職員140人を前に「政治も経済も社会も暁闇(ぎょうあん)の1年」と語った。

 一方で市の事業については、最重要課題の道新幹線新駅周辺整備の道認可と事業着手、大野地区の街路整備、トマトの共同選別施設など一連の明るい事業成果を挙げ、「皆さんの日ごろの取り組みが評価された1年」とたたえた。雇用問題については「地方で対応できるものは地方で対応したい」とし、「1年間、ありがとうございました」と締めくくった。

 通常の年末年始休暇に週末が重なった国、道の仕事始めは1月5日、函館などの市町は同6日。

update 2008/12/31 13:49
提供 - 函館新聞社


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