手づくりおせち料理 独居老人に届ける…知内赤十字奉仕団
【知内】地域の社会福祉貢献に努める「知内町婦人赤十字奉仕団」(敦沢良子委員長)は29日、町内の独居老人30人に届けるおせち料理を作った。団員20人が料理の腕を振るい、栄養満点でおいしいメニューを用意。30日に各世帯を回って手渡す。
心温まる手料理で良い新年を迎えてもらおうと、20年ほど前から毎年実施。「今年もお年寄りに喜んでもらいたい」と、中央公民館調理室で午前9時から正午ごろまで調理に取り組んだ。
メニューは、サケの塩焼きや野菜のうま煮、昆布巻き、煮豆、くりきんとん、きんぴらごぼうなど約20品。ゆでたニンジンをくずした豆腐で甘く和える郷土料理の「白和え」も付けた。「あっという間の一年だった」「今年もいろいろあったね」などと団員は世間話に花を咲かせながら、彩り良くおかずを並べた。料理とともに手紙も用意し、「風邪などひかないように注意し、良いお年をお迎えください」と記した。
敦沢委員長は「長年、地域を支えてくれたお年寄りに敬意と感謝を伝えようと考え、団員が協力してくれた。地域で支えあう温かな精神を感じてうれしい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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