函館関連「ほぼ確保」 新幹線や道路、港湾など…来年度政府予算案

 このほど決まった政府の来年度予算案で、函館市の西尾正範市長は「地元関連分の予算配分が決まるのは年明けだが、情報収集した範囲ではほぼ要望通りの額を確保した」と受け止めている。北海道新幹線新函館―新青森間のほか、地域高規格幹線道路、港湾整備などの継続事業が予算化されるとみている。

 北海道開発予算は5855億円で決着。国道整備事業では1812億円が内定し、函館新環状道路(函館IC―函館空港間10キロ)は一部で用地買収に着手する。このほか道縦貫自動車道や函館江差自動車道などの整備が継続して進められる。

 函館港港湾整備事業は24億5600万円を要望し、ほぼ確保。旧函館ドック跡地の岸壁整備や幹線臨港道路(湾岸道路)の整備を進める。来年度で終了する函館公園整備も予定通りで、2010年度に供用を開始する箱館奉行所の復元整備や、来年度で終える史跡大船遺跡整備なども認められる見通し。

 開発予算とは別枠で、新幹線整備事業は国費ベースで本年度と同額の706億円が内定した。地方負担分などを合わせた総額は3539億円で、うち道新幹線新函館―新青森間は337億円を確保した。

 西尾市長は「地域高規格道路の整備がさらに促進され、新外環状道路は来年度、着工する。縦貫道や函館江差道など15年度の新幹線開業に向け、高速交通ネットワークの構築に取り組みたい」と話している。

update 2008/12/30 16:58
提供 - 函館新聞社


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