チョコでイラク医療支援、NGO発足

 函館市八幡町18でフリースペース「小春日和」を主宰する大野友莉さん(26)ら市民有志がこのほど、NGO「世界の子どもアート展」の会(仮称)を発足させた。世界各地の子どものアート作品などを通じ、そこに込められた思いや願いを伝えるのが狙い。活動第1弾として、イラク医療支援のための「チョコ募金」キャンペーンを小春日和で実施中で、協力店舗なども募っている。

 同会はベトナムの「子どもの家」を支える会・JASSはこだての川人弘隆代表、青いぽすとライターの野村保子さんら6人が参加し、大野さんが代表を務める。

 チョコ募金は、NGO団体JIM―NET(日本イラク医療支援ネットワーク、長野)の活動に函館地区として初めて協力する形だ。活動は4年目で、今年は全国で7万個のチョコレート販売を目標としている。札幌では市民有志のボランティア団体「イラク・チョコ募金の会」が中心に実施。函館では3月末までに300個を計画している。

 募金額は1口500円で、募金者にはアーモンドチョコレート(5個入り)がプレゼントされる。募金額のうち400円は白血病患者の一日の薬代になる。

 イラクでは1990年代以降、戦争で使用した劣化ウラン弾が原因と見られる白血病やがんで多くの子どもたちが苦しんでいる。チョコレートのパッケージは、病と闘うイラクの子どもらが描いた絵を基に関係者がデザインした。全4種類で、マスクをする男の子や水で手を洗う女の子など、子どもらの現状や願いが伝わる内容だ。同店では関連CDや書籍を販売するほか、チョコレートを食べるイラクの子どもを撮影した写真も展示している。

 大野代表は「イラクの子どもたちとも愛を分かち合って」と協力を呼び掛けている。

 同店の年末の営業時間やチョコ募金についての問い合わせは小春日和TEL0138・83・7721。専用ホームページはhttp://www.8space.info/

update 2008/12/27 14:33
提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです