正副議長の不信任案可決…森町議会
【森】森町発注の町消防防災センター建設工事をめぐる官製談合事件を受け、町議会は19日、長岡輝仁議長(71)の一連の発言について「議会や町民に迷惑をかけた」とし、長岡議長と中村良実副議長(70)の不信任決議案を賛成多数で可決した。長岡議長と中村副議長は辞職願を提出、受理された。これに伴う正副議長選挙で、新議長に野村洋氏(68)、副議長に青山忠氏(60)が選ばれた。
この日の町議会第4回定例会で青山忠氏が「『入札指名選考委の議事録偽装は慣例してたのか』と問う報道関係者に、長岡議長が『他の町でもやっているように聞いており、重大な問題ではない』と答え、町民に迷惑をかけた」と指摘、長岡議長の不信任決議案を提出した。「発言時点で追求すべき。選んだ議会の責任もある」とする反対討論もあったが、賛成12、反対7で可決された。中村副議長の同決議案も「議長と同義」として同様に可決された。
長岡議長と中村副議長の辞職後に行われた選挙では、22人中13票を獲得した野村氏が新議長に選出された。野村新議長は「森町も大変な情勢の中だが、町が明るくなるよう皆さんと頑張りたい」、副議長に選出された青山氏は「議長と議員のパイプ役として、森町発展のため努力したい」と述べた。
両氏の就任期間は長岡、中村両氏の残任期間で2011年4月22日まで。
提供 - 函館新聞社
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