高橋さん最高賞…青函ツインシティ押し花絵画展Z

 七飯町大川の高橋裕子さん(67)が、青森市内で開かれた「青函ツインシティ押し花絵画展Z」(実行委主催)で最高賞の「青森・函館ツインシティ推進協議会賞」に輝いた。同展で過去2回の入賞に続く快挙で、高橋さんは「青函をテーマにした作品制作は初めてだったのでとてもうれしい」と喜んでいる。

 同展は11月21―24日に青森市民美術展示館で開催され、両市の押し花愛好者(函館19人、青森42人)の作品87点が展示された。高橋さんの作品は「夕映えの津軽海峡」。自宅庭に咲くズイセンの花で夕焼けを表現する発想が先に浮かび、函館と青森に関連が深い「津軽海峡」を題材にした。函館市入船町の海水浴場から見た夕暮れ、松前町の白神岬の海の風景を融合させた景色を絵画のように描写している。

 オレンジ色などのパステルで色を塗った画用紙に赤茶色のズイセンの花を散りばめ、細長い葉のカレックスをあしらって風が吹いているような躍動感ある夕焼けの空を演出。海の部分は和紙に銀ポプラの葉を置いて岩に見立て、手前にふわふわとした煙のようなスモークツリーの花で草木を表した。

 高橋さんが押し花に出合ったのは10年前。旅先から記念に持ち帰った草花の保存方法を知りたいと思ったのがきっかけ。現在は町内会などで講師も務める。押し花を始める前に習っていた水彩画の感性を生かし、同展のほかにも押し花界では最高峰の公募展とされる「創造展」などでも入賞経験を持つ。

 高橋さんは「花を主役にするため、試行錯誤して構図を考えるのが楽しい。苦に思うことはない」ときっぱり。来年6月に函館市本町のいしい画廊で開く初の個展に向け、さらに制作意欲を燃やしている。

update 2008/12/19 09:54
提供 - 函館新聞社


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