クリスマス商戦 真っ盛り

 クリスマスを間近に控え、函館市内のデパートや玩具店ではギフト商戦が真っ盛り。プレゼントの下見に訪れる客も目立ち始めた。世界的な景気悪化で個人消費の低迷が懸念される中、各店とも購買意欲をそそる品ぞろえに力を入れている。円高効果による割安感のアピールや、ホームパーティーに焦点を当てた商品展開で差別化を図るなど、客の取り込みに懸命だ。

 テーオーデパート(梁川町)内の輸入ブランド品店「ワールドインポートブティックEX(イーエックス)」では円高還元セールを実施し、一部商品を値下げした。「クリスマスシーズンとの相乗効果で売り上げアップにつながれば」と期待する。今年は女性向けにイタリアの高級ブランド「miumiu(ミュウミュウ)」の財布が人気という。

 ホームパーティーに欠かせない「食」に力を入れるのは丸井今井函館店(本町)。「不景気の時は食べ物が売れる傾向がある」(木村貴幸営業計画室長)と、地下食品売り場に特設コーナーを開設した。洋食や中華料理のオードブル、ワインなどをそろえる。

 一方、サンタクロースを心待ちにする子どもたちへのプレゼントを買い求める市民も多い。玩具専門店「トイザらす函館店」(石川町)では12月初旬から客足が増え、従来の売れ筋だった携帯型ゲーム機に代わって、今年はテレビ番組でおなじみの戦隊ヒーローのフィギュア(人形)が好調。「携帯型ゲーム機は多くの家庭に行き渡り、ニーズが落ち着いたのでは」という。

 各店とも今週末が販売のピークとみているが、「以前は5万円台だった予算が今年は2万円程度になった」と景気の影響を漏らす店もあり、買い物客の財布のひもは固くなっているようだ。

update 2008/12/18 10:07
提供 - 函館新聞社


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