19、20日に中島れんばい横丁
函館市内の中島廉売で、空き店舗内を活用して屋台を並べる「中島れんばい横丁(仮称)」が19、20の両日を皮切りに、毎月第4金・土曜日に“開店”することになった。廉売で仕入れた地場の食材を中心に使ったメニューやアルコール類を提供する。廉売内に事務局を移転したNPO法人全国精神障がい者地域生活支援センターの能登正勝理事長(31)の発案で、実行委員会が主催する形だ。イベントを通じて廉売や地域社会の活性化を目指す。
「障害者、健常者を問わず交流できる地域社会(コミュニティー)をつくるのが障害者にとってプラスになるはず」。こうした理念の下、能登理事長が廉売の資源でもあるその歴史や、地元の食材を利用したイベントを思い付いた。
同法人の支援者らに呼び掛けて実行委を立ち上げ、廉売の「歳末セール」(18―20日)に合わせて12月からスタートさせることにした。共催する中島町商店街振興組合の二本柳秀樹理事長(57)は「若い人たちが中心となってやる今までにないイベント。たくさんの人が集まれば」と期待する。
午後5時から同10時半までの営業で、廉売内にある広さ約83平方メートルの空き店舗(中島町26)を借り、店内に高さ190センチ、横幅180センチの屋台6台を並べる。道産黒豚を使った豚汁やガゴメコンブ(トロロコンブの仲間)入りイクラのミニ丼、おでん、焼き鳥などの食べ物、アルコール類などをすべて500円以下で提供する。
19日は市内で活動している「マーキー」、20日は「りぼん」のミニライブもある。指定するタクシー会社に限り乗車代金の5%を実行委が負担する補助券(両日有効)を発行する。
また1年契約(月会費3000円)を結び、廉売から食材を仕入れるなどの条件で新たな出店者も募集している。問い合わせは実行委(同法人内)TEL0138・51・0026。
提供 - 函館新聞社
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