江差ウインドパワー、本社事務所を北洋銀に売却

 【江差】江差町で風力発電事業を行う第三セクター、江差ウインドパワー(森藤次雄社長)が、町内の本社事務所(中歌町64の1)を北洋銀行(札幌)に売却したことが11日までに分かった。町も町有地の事務所敷地(約190平方b)を売却したことを明らかにした。

 町内には北洋・札幌銀の合併に伴い、約200メートルの至近距離に北洋銀江差支店(中歌町9、旧北洋銀)と同江差西支店(姥神町57、旧札幌銀)があり、ともに老朽化が進み、店舗も手狭になっている。北洋銀は町有地と隣接する民有地も取得して店舗を新築し、両支店を統合する方針。近日中に事務所の解体に着手するという。

 同事務所は「いにしえ街道」を挟み、同江差支店の向かい。三セクが2001年度、本社業務や発電所の遠隔管理を行うとして自己資金で建設した。総工費は約3000万円。内部には事務スペースと写真パネルなどの展示ギャラリーがあり、通称「風の待合所」として、住民の作品発表などにも使われた。ただ、実際の業務は元山にある発電所敷地内の管理棟で行っており、建設直後から建物は遊休化していた。

 三セクでは事務所の賃貸を検討したが借り手が見つからず、住民からも利活用の要望がないため、用地取得を希望する北洋銀への売却を決めた。町有地の売却価格は三セクの借地権があるため、周辺地価より低い650万円。事務所の売却価格は、森藤社長が「明らかにする必要がない」として公表を拒否している。本社事務所の売却に伴い三セク本社は発電所管理事務所(泊町1114)に移転登記した。

update 2008/12/12 11:07
提供 - 函館新聞社


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