はこだて検定 上級5→16人 前回19ポイント上回る
函館の歴史、文化などの知識を試すご当地検定「第3回函館歴史文化観光検定《(はこだて検定、函館商工会議所主催)の試験結果が9日、公表された。前回(昨年11月)、合格者がわずか5人の超難関だった上級は、合格率が前回を19ポイントも上回る21・3%と大健闘。市立函館高校1年生が一括受験した初級の合格率は前回と横ばいの27・5%で、引き続き狭き門となった。合否は同日から受験者に通知される。
今回が2回目となる上級は前回の約3分の1に当たる75人が受験し、合格者は前回の3倊以上の16人だった。平均点は65・7点で、「難しすぎる《と受験者からの批判が相次いだ前回よりも14・1点アップ。最高点は60代男性の86点で前回記録を更新した。
一方、初級は同校1年生281人を含む480人が受験し、合格者は132人。平均点は前回を1点下回る58・5点で、最高点は40代男性の95点。最年少合格者は16歳の高校1年生で、最高齢は81歳の無職男性だった。
上級合格者の半数を占めたのが60代で、各年代別の合格率も32%で最も高かった。初級も年代別の合格率は10代以下が合格率2・4%(合格者数7人)だったのに対し、60代は81・3%(同13人)、70代以上は85・7%(同6人)に上り、人生経験が合否に反映された形となった。同会議所は「年代別の合格率の差は今後の検討課題の一つ。上級は超難関を覚悟の上で臨んだ受験者の勉強ぶりが光った《(地域振興課)と分析している。
同会議所は来年2月下旬、今回と前回の上級合格者計21人を対象に、当地の知識を生かした活躍の場を探る「上級合格者のつどい《を初開催する予定。
提供 - 函館新聞社
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