桧山南部5町に「インフルエンザ注意報」

 【江差】江差保健所は9日、桧山南部5町を対象に「インフルエンザ注意報」を発令した。今冬の注意報発令は留萌保健所管内と並び道内で初めて。同保健所は「今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性がある」とし、手洗い、うがい、マスク着用などの感染予防対策を呼び掛けている。

 江差保健所は江差、上ノ国、厚沢部、乙部、奥尻の5町を管轄。同保健所は、管内の3医療機関でインフルエンザ患者の発生数を1週間ごとに調査している。定点調査の対象となっている3つの医療機関では、インフルエンザの平均患者数が11月17―23日0・3人、同24―30日5・3人だったが、12月に入り急激に増加し、1―7日には16・3人を数え、全道平均の0・85人を大幅に上回った。3医療機関の累積患者数は計49人に上っているという。

 同保健所は、3つの医療機関で患者の平均人数が10人を超えた場合に注意報、30人を超えると警報を発令。患者の平均人数が基準を下回るまでの間は注意報を継続する。

 道教委によると、桧山管内7町では11月24―28日、インフルエンザによる学年閉鎖は小学校1校で1学年、高校1校で2学年。12月1―5日にも学級閉鎖が小学校1校1学年、学年閉鎖は小学校1校2学年で行われた。10月末からの幼稚園、小・中学校、高校、特別支援学校を合わせた患者数は166人で、このうち33人が1―5日に発生したという。管内の学校では患者の増加が例年よりも早いペースで進んでおり、各町教委などで注意を促している。

update 2008/12/10 13:16
提供 - 函館新聞社


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