「世界料理学会」来年4月開催
函館市内のスペイン料理店オーナーシェフ深谷宏治さん(61)らの呼び掛けで、国内外から気鋭の若手料理人を招く「2009世界料理学会inHakodate」が来年4月20、21の両日、函館市末広町の五島軒本店で開催されることが決まった。世界の料理人が自身の料理への考え方などを発表する場で、深谷さんは「地産地消などを通じ社会とのつながりが一層深まる中、料理人が社会に対して何ができるか考える機会にしたい」と話している。
スペイン・バスク地方サンセバスチャンの料理人が世界の第一線の料理人を集めて開く「最高美食会議」の発想を基に、深谷さんら市内の有志4人で準備会を立ち上げ、企画した。深谷さんは「函館は食のまちなので食に関する催しを開くのにふさわしい」と話す。開催前日の4月19日には西部地区の飲食店を飲み歩く催し「バル街」を開催し、参加する料理人に函館の魅力をPRする。
出席者は30代の若手を中心に17人程度。道内はフランス料理店の「レストラン・ル・ミュゼ」(札幌)の石井誠さん、「レストラン・マッカリーナ」(後志管内真狩村)の菅谷伸一さん、道外からは東京の日本料理「龍吟」の山本征治さん、フランス料理店「アロニアドタカザワ」の高澤義明さんらが参加。海外からは道内出身で深谷さんの店にも勤めたことがあり、現在はアルゼンチンで店を出す大野剛浩さんのほか、スペイン、フランス、コロンビアなどからも招く予定だ。
両日とも一人一人が映像で自分の料理やそのコンセプト、背景にある風土、素材などについて解説。初日の夕方はパーティーを開き、参加者が提供したレシピで作ったつまみを提供し、その場で料理人に話を聞く場面を設ける。12月中旬にホームページ(http://www.ryori−hakodate.net)を開設し、2月中旬に入場券を発売する。
提供 - 函館新聞社
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