イルミナシオン映画祭開幕

 多彩な映画人を招き、函館ロケ作品など26本の映画を上映する「函館港イルミナシオン映画祭2008」(実行委主催)が5日、函館山山頂展望台のクレモナホールで開幕した。初日は中国映画「胡同(フートン)の理髪師」(06年、ハスチョロー監督)など3本の長編映画が上映され、会場は多くの市民や映画ファンらの熱気に包まれた。同映画祭は7日まで3日間の日程で行われる。

 開会式に先がけて上映された1959年の邦画「ギターを持った渡り鳥」(斎藤武市監督)は函館ロケということもあり、大勢の市民らが駆けつけ、懐かしい街の映像に見入っていた。亡き父が市民エキストラでスクリーンに映ったという函館市内の小坂美智子さん(61)は「約年50年ぶりにスクリーンで再び見て父を思い出して涙が出た。とにかく全部が懐かしい」と感激した様子だった。

 続く「胡同の理髪師」の上映では、「キネマ旬報」元編集長で実行委顧問の植草信和さん(59)が「(主人公の)チンさんの魅力が映画を支えている。その日一日を健康d暮らせれば幸せというチンさんの人生に共感した声が多い」と作品の魅力を語った。

 この日は開会式に続いてシナリオ大賞表彰式が行われ、グランプリ(函館市長賞)に輝いた東京のフリーライター大山淳子さん(47)が受賞の喜びを語った。夜にはゲストの監督らも参加したパーティーも開かれ、参加者は映画浸りの一日を楽しんだ。

update 2008/12/6 14:39
提供 - 函館新聞社


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