西桔梗で不審火相次ぐ…今年13件 注意呼び掛け

 函館市西桔梗町周辺で放火とみられる不審火が相次いでいる。4日午後9時すぎにも同町252の空き地で火災があり、消防車が出動し、火は燃え広がることなく消し止められた。周辺では今年すでに13件の不審火が発生し、このうち9件が9月以降に集中している。午後7時以降の時間帯に多いことから、市消防本部では夜間の警戒巡回を強化するとともに、周辺住民にも注意を呼び掛けている。

 現場は、西ききょう温泉(西桔梗町444)を中心にした半径約320メートル以内の範囲。同地区では1、3、4、7月に各1件、9月、10月が各2件、11月4件と12月の1件の火災が発生。昨年一年間でも5件の不審火が確認されている。

 現場周辺は住宅地から少し離れているが、資材置き場や倉庫などが点在し、雑草が茂っている空き地が多いのが特徴。いずれも建物への被害はないが、火の気のない通り沿いで発生していることや、古タイヤ、ごみ類、枯れ草などが焼けているといった共通点は多い。ほとんどが発生後すぐに消し止められているが、4月には枯れ草に燃え移ったため、約1600平方メートルを焼失したという。

 4日の現場には、焼け跡から塩化ビニール管などのごみが確認された。同本部予防課は「外部から燃えやすいごみなどを持ってきて、火を付けている可能性がある。放火の疑いが強い」とする。

 同本部は発生が相次いだ10月以降、現場周辺の巡回を強化し、不法投棄されたごみは発見次第、市環境部と連携して撤去している。周辺町会にも青色回転灯を付けた車両の巡回を依頼。同課は当面パトロールを継続するとともに、住民には不審者への注意も求めている。

update 2008/12/6 14:37
提供 - 函館新聞社


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