科学の楽しさ 知る喜び発信…「サイエンス・サポート函館」発足

 公立はこだて未来大など函館市内の大学や団体、市などの連携組織「サイエンス・サポート函館」(代表・美馬のゆり未来大教授)が発足した。来年8月に市内で開催する祭典「はこだて国際科学祭2009」を中心に各種活動を展開し、科学の楽しさを伝え、ネットワークを広げようという試みだ。13日午前10時からは函館市中央図書館(五稜郭町26)で、活動をPRするキックオフフォーラムを開く。

 この取り組みは函館市が独立行政法人・科学技術振興機構(本部・東京、JST)の支援事業として提案、採択された。具体的には(1)はこだて国際科学祭(2)はこだて科学網(3)はこだて科学寺子屋?の3つのプロジェクトを展開する。

 メーンとなる国際科学祭は市内3会場で開く計画で、アメリカのアーティストが制作した地球儀作品の展示や天文学、スポーツ分野の最先端研究者を招いた講演会、一般参加型の「科学屋台」など、盛りだくさんの内容で企画している。

 このほか一般、学生向けの集中講座を開いて人材育成を図ったり、関連講座の情報をまとめてインターネット上で専用サイトを運営するなど、さまざまな角度から科学の魅力を広く発信する。

 事務局となるコーディネーター役を務めるのは、未来大特別研究員の金森晶作さん(29)。北大環境科学院で博士号を取得し、雪氷学などが専門の研究者だ。「科学技術は医療や食品、防災など身の回りに関係する。もっと身近なこととしてとらえるきっかけになれば」と説明。「科学の本質は、知らないことが分かったり、気付いたりする楽しさにある。まずは科学嫌いの人も楽しめるようにし、関心を高めていきい」と意気込みを語る。

 13日のフォーラムではスタッフが活動趣旨を紹介した後、市地域交流まちづくりセンターの丸藤競センター長や市立函館高校の渡辺儀輝教諭らがパネリストとなり、パネルディスカッションを行う。同会場では函館高専の体験型発電機械なども展示される。

 入場無料。問い合わせは金森さんTEL0138・34・6527。専用サイトはhttp://www.sciencefestival.jp。

update 2008/12/5 09:31
提供 - 函館新聞社


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