航路引き継ぎ運航開始…道南自動車フェリー
道南自動車フェリー(函館市港町3、関根二夫社長)は1日、11月30日でフェリー運航事業から撤退した東日本フェリー(同、古閑信二社長)から函館―青森、函館―大間の2航路を引き継ぎ、新たに運航を開始した。海上の荒天で大間発函館行きの第1便は欠航したが、青函航路は1日未明に函館、青森をそれぞれ第1便として出港した。
青函航路では、午前2時40分青森発が第1便となり、車両18台、ドライバーを含む乗客38人を乗せて出港。函館発は午前3時に出港し、車両14台、ドライバーら15人が乗船した。
函館―大間航路は東日本フェリーから引き継いだ在来船で、午前9時半に車両6台と乗客36人を乗せた函館発の便が初便となった。
この日、函館ターミナルでは道南自動車フェリーの社員らが券売機の料金設定を変更したり、運送約款の一部をシールで張り替えたりと、未明から引き継ぎ作業に追われていた。来年1月まではウェブ上での乗船予約も一時中断する。従業員は1日付で東日本フェリーなどから約50人が配属替えとなった。
函館―大間航路は1日から、旅客運賃が約6割値上げされ、大人2等が片道2200円となる。青森県や大間町が最大で1億2000万円を財政支援することを条件とした来年12月末までの暫定運航で、2010年以降の運航については決まっていない。
提供 - 函館新聞社
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