高橋知事「道町村会との対話強調」 支庁制度改革めぐり

 【札幌】道の支庁制度改革をめぐり、高橋はるみ知事は1日の道議会本会議で、「道町村会など地方4団体の率直な意見を伺い、理解を得たい」と述べ、支庁再編に反対している道町村会(会長・寺島光一郎乙部町長)との対話姿勢を繰り返し強調した。ただ、公職選挙法改正の先送りで実施が困難とみられる来年4月の支庁再編の実施については、計画の延期や見直しといった具体的な対応には触れなかった。

 自民党・道民会議の千葉英守氏(札幌市中央区)、民主党・道民連合の勝部賢志氏(江別市)の一般質問に答えた。

 高橋知事は「市町村や地元の理解が何より重要。よく意見を伺いながらよりよい改革になるよう努力する」と強調。支庁再編に反対する道町村会、道市長会など地方4団体との意見交換を早期に行いたいとの意向を示した。支庁が「振興局」に格下げされる留萌管内を11月に訪れ、地元関係者と意見交換を行ったことに触れ、「他地域でもこのような機会を設けたい」と述べ、江差町などとの対話にも意欲を見せた。

 自民党本部が支庁再編の前提となる公選法改正を先送り、来年4月の支庁再編は困難な情勢にあることについて、勝部氏が「施行の見通しが立たない条例は破棄すべき。組織機構や人員配置の検討だけを進めることが地方に不安を与えている」とただした。高橋知事は振興局の組織や機能について、「組織フレームを検討中だ。市町村や住民の意見を伺い、できるだけ早期に改革を進める」と述べるにとどめた。

update 2008/12/2 09:59
提供 - 函館新聞社


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