森田監督が函館で映画ロケ
「サウスバウンド」「椿三十郎」などで知られる森田芳光映画監督が、最新作「わたし出すわ」を函館市内で撮影中だ。女優の小雪さんが主演を務め、市民も多数エキストラ参加しながら、ロケは順調に進んでいる。
森田監督の函館ロケ作品は「ときめきに死す」(1984年)、「キッチン」(89年)、「海猫」(04年)に続いて4作目。今回は脚本も自身で手掛けている。 映画は、突然帰郷した女性山吹摩耶(小雪さん)が同級生と再会し、彼らの「夢」や「希望」の実現のため、次々に「私、出すわ」と大金を提供する…というストーリー。誰にでも必要な「お金」をモチーフに、その存在や使い方、考え方を通し人間性を描き出す。黒谷友香さん、小池栄子さんらも出演する。
函館での撮影は16日に始まった。スタッフは約50人で、五稜郭タワー駐車場や道立水産試験場、ホテルなど市内各所でロケを行っている。
27日には市民エキストラ20人も加わり、谷地頭電停で主人公の摩耶が市電の運転手になった高校の同級生道上(井坂俊哉さん)と出会うシーンのなどが撮影された。出演者が1シーンの動きを何度も繰り返し確認したり、本番前に森田監督から入念な演技指導を受ける場面も見られた。
プロデューサーの三沢和子さんは「天候の変化を何とかかいくぐり、撮影は順調に進んでいる。監督含めスタッフや出演者は函館をすごく気に入っている」と話している。函館ロケは12月10日まで。都内での撮影後、2009年に全国公開の予定。
提供 - 函館新聞社
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