函館三菱ふそう、警備員手づくりのドラえもん人形登場
函館三菱ふそう自動車販売(函館市昭和3、川島晃社長)のショールームに、同社警備員七崎隆夫さん(67)が漁業用の浮き玉などで手づくりした人気アニメキャラクター「ドラえもん」「ドラミちゃん」の人形が登場した。「交通安全」の旗を掲げ、店内からガラス越しに登下校の小学生に注意を呼び掛けている。「かわいい」と立ち止まる子どもたちもいて、七崎さんは「子どもが好きなので喜んでもらえてうれしい」と目を細める。
七崎さんは元大工で、漁師の友人から浮き玉を譲り受けたのを機に、以前見掛けた浮き玉を再利用した人形を思い出して製作した。ドラえもんは「タケコプター」を含めて高さ約70センチ、ドラミちゃんは約50センチ。頭部に浮き玉、胴体にプラスチック製のバケツ、鼻と尻尾はピンポン玉を使用した。
腕はドラえもんがシャンプーの容器、ドラミちゃんはプラスチック製の野球用バットとボールで、胴体との接合に苦労したという。イラストを参考に顔も自ら描いて、2週間程度で完成させた。
交通量の多い国道5号に面した同社の前は、近くの函館北昭和小学校の児童が登下校の際に通り掛る。七崎さんは「子どもたちがたくさん通るので交通安全啓発になれば」と、ショールームに飾ってもらうことにした。
子どもたちには大好評で、通るたびに窓越しに眺めていくという。同校2年の鈴木瑞萌さん(8)は「かわいいから毎日見てる」、多田緋奈乃さん(8)も「一度本物に会ってみたくなった。(ドラえもんの四次元ポケットから)欲しい物を出してほしい」と夢を膨らませていた。
提供 - 函館新聞社
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