特別会計を電子申告…市水道局
函館市水道局は27日、インターネットによる国税電子申告・納税システム「e―Tax(イータックス)」を利用し、消費税の申告が必要な水道事業と公共下水道事業の特別会計2事業の中間申告を行った。函館税務署によると、特別会計を電子申告に切り替えたのは道内の自治体では3例目、道南では初めて。
e―Taxは所得税や法人税、消費税など国税の申告・納税がインターネットで行えるシステム。移動や窓口待機などの手間が省けるほか、税務署の執務時間外でも提出できるメリットがある。同水道局は「事務手続きが効率化し、経費削減効果も見込まれる」としている。
この日は同水道局の中林重雄局長が、事前に担当職員がパソコン上で作成した申告書を初めて送信。これまでは毎月1回、往復約1時間かけて函館税務署(市内中島町)に出向いて手続きをしていたが、今後は必要事項の入力も含め1事業5分程度で申告が完了するという。
昨年度の同税務署管内のe―Taxの利用率は、所得税が11・0%、個人事業者の消費税が27・9%にとどまる。個人や民間法人での利用が増える一方、官公庁ではほとんど利用されていないのが現状。政府は2013年度までに利用率65%の目標を掲げていて、同税務署は「今後は他の市町村にも普及させたい」としている。
提供 - 函館新聞社
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