炊事や洗濯 力合わせ…4泊5日の「学宿」スタート
【知内】知内町内の小学5、6年生11人が炊事や洗濯、買い物など共同生活をしながら通学する「第2回しりうち元気っ子 学宿(がっしゅく)」(町教委主催)が24日、町中央公民館を宿舎に始まった。規則正しい生活の中で社会的自立を促し、集団生活で協調性などを学んでもらうのが狙い。4泊5日の日程で、28日まで行われる。
昨年に続き、知内高校のボランティア部と知内町女性団体連絡協議会のメンバーが町教委職員とともに運営スタッフとして参加。「本当に困ったときにだけ助言をする」と児童の自主的な活動を見守る。
開会式で田中健一教育長は「たくさん失敗して悩んで、仲間で協力し、たくましく生きる術を身に付けてほしい」と激励。全員で自己紹介をし、地元スーパーに買い物へ出掛けた。
カレーライスやハンバーグの献立で、子どもたちは計算機を片手に野菜や肉類などを購入。「こっちのほうが安い」「賞味期限もしっかり確認して」などと話しながら、予算内で品定めをした。
夕食後は町内の家庭を訪れ、もらい湯(風呂)に入り、「ありがとうございます」と感謝を伝え、町民と親ぼくを深めた。知内小6年生の白田梨菜さん(12)は「料理や掃除などお父さん、お母さんが家族にしてくれることを学び、家に帰ってからも手伝えるように頑張りたい」、スタッフの知内高校3年、藤谷彩夏さん(18)は「積極的に動く小学生の様子を見て、わたしも学ぶ点が多い」と話していた。
期間中は午前6時起床で、朝食づくりから一日が始まる。
提供 - 函館新聞社
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