長沼監督が作品PR…来月5日に「函館港イルミナシオン映画祭」

 12月5日に開幕する「函館港イルミナシオン映画祭2008」(実行委主催)最終日の7日正午から、函館市地域交流まちづくりセンター(末広町4)内の十字街シアター会場で上映される映画「まぶしい嘘(うそ)」(2007年)の監督、長沼里奈さん(27)=札幌在住=が22―24日に函館を訪れた。長沼さんに映画祭や作品への思いを聞いた。

 長沼さんは高校1年から映画を作り始め、現在は映画制作団体「映蔵庫」の統括として制作・上映活動に励んでいる。

 同映画祭とのかかわりは2000年で、高校時代に自主制作した「女子高戦記」が上映された。「夕張や札幌の映画祭に客として行ったことはあったが、映画祭で作品が上映されたのは函館が初めて。映画祭の醍醐味(だいごみ)でもあるステージと観客の距離の近さがあり、スタッフや函館の人の温かさを感じた」と振り返る。

 この上映を機に、その後公立はこだて未来大の学生との交流など、函館での活動も展開。4月末には市内で「まぶしいGコ」の自主上映会も行った。

 作品は、妻を亡くしてから色彩を信じなくなった画家の男性と失明する運命の女性が出会い、交流を重ねることで引かれ合う物語。「ラブストーリーだが、ドキッとするような鋭い場面も。根底には喪失感や失う恐怖がある」と説明する。

 会場では長沼さんが舞台あいさつする予定で、「函館が大好きで、今回も招かれて光栄。ぜひ感想が聞きたいので、会場で見掛けたら声を掛けて」と話している。

update 2008/11/25 10:24
提供 - 函館新聞社


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