「杉の子」50年の節目祝う

 函館市若松町の老舗バー「舶来居酒屋 杉の子」の50周年を祝う会(実行委主催、猪股●治会長)が23日、ホテル国際ロイヤル(大森町)で開かれた。昨年10月に亡くなった名物マスター杉目泰郎さん(享年84)をしのびながら、市内外から出席した約240人が節目を祝った。

 杉目さんが1958年にオープンした杉の子は、マスターの飾らない人柄などで人気を集め、地元客や旅行者でにぎわった。現在は杉目さんの長女、青井元子さん(55)が後を継ぎ、店を切り盛りしている。この日は青井さんのほか、杉目さんの妻千鶴子さん(82)、次女佐々木真子さん(52)、長男の杉目小太郎さん(50)ら家族が顔を揃え、参加者を迎えた。

 冒頭、猪股会長(70)は「これだけ多くの方が集まってくれて(亡くなった)マスターも喜んでいると思う。記念すべき50年を祝おう」とあいさつ。続いて出席者を代表し、かつて函館に在住し、杉の子の常連だった谷口正紀さんが福岡市から駆けつけ祝杯の音頭をとった。会場には杉の子オリジナルのカクテルや料理が並び、参加者が思い思いに談笑していた。

 25年前から杉の子に通っているという北斗市在住の会社員男性(47)は「マスターが亡くなったのは残念だが、これからも店が続いてくれるとうれしい」と話していた。

 千鶴子さんは「皆さんのご支援がなければ50年も店を続けることはできなかった」と感謝した。

※●は「ネ」へんに「豊」

update 2008/11/24 13:38
提供 - 函館新聞社


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