イカマイスター目指し講習会

 函館水産物マイスター養成協議会(藤原厚会長)主催の第2回「はこだてイカマイスター」養成講習会が22日、北大函館キャンパス(函館市港町3)で始まった。地元市民ら約80人が“イカ名人”を目指すための第一関門に挑戦。初日は公式テキストに沿った座学のほか、本物の生イカを使った解剖実習が行われた。

 「函館市の魚」に指定されているイカの生産、流通、調理法などに精通した「はこだてイカマイスター」の認定試験を受けるための必修講座。前回(1月)に比べ、申し込み数は100人余り減ったが、函館市内を中心に、東京、神奈川などからの受講者もいた。

 前半は市内の大学教授らがイカをめぐる漁業や流通の現状、イカの分類や生態などを解説。後半の解剖実習では10代の学生から70歳代の年配者まで幅広い年齢層の受講者が、雌雄を判別する生殖腺を見分けたり、魚体や内臓をスケッチしたりして、函館産のマイカ(スルメイカ)と“スキンシップ”を図った。

 転勤族という市内大縄町の銀行員織田夕輔さん(30)は「函館に来たからには当地の思い出を形に残したかった」と話し、「仕事の取引先ともイカの話題はよく出るので、今回学んだ知識を営業活動に“イカ”したい」と真剣な目で取り組んでいた。

 講習会は23日も行われ、24日には函館短大付設調理師専門学校で調理実習もある。試験日は第1次が12月7日、第2次が来年1月18日。

update 2008/11/23 15:31
提供 - 函館新聞社


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