29日に伊藤亜希子さんピアノリサイタル

 函館在往のピアニスト伊藤亜希子さんのリサイタル(後援会主催)が29日午後2時から、函館市芸術ホール(五稜郭町37)で開かれる。伊藤さんがフランスから帰国し、後援会が創立され10周年記念の公演で、ソロのほか吹奏楽とともに協奏曲を初めて演奏する。伊藤さんは「変わらない後援会のメンバーのおかげで10周年を迎えたことや、応援してくださるファンに感謝している。わたしも楽しみなプログラムの演奏で皆さんに恩返ししたい」と話している。

 伊藤さんは4歳のときピアノを始めた。東京芸術大学音楽学部附属音楽高校、同大を卒業、同大学院修士課程、フランス・リヨン国立高等音楽院第3課程(大学院)修了。第1回国際ピアノデュオコンクール(東京)第2位。第6回日本室内楽コンクール第1位などを受賞。2003年度函館市文化団体協議会の青麒(せいき)章を受章した。現在は函館でピアノ教室ドルチェを主宰し、ソロと室内楽の両分野にわたり幅広い活動をしている。

 プログラムは2部構成で第1部はソロ。ハイドンのピアノソナタ第60番ハ長調Hob.XVI/50、ショパンのスケルツォ第2番変ロ短調Op.31、リストのリゴレット・パラフレーズなど。ショパンは中学3年のときに出場したピアノコンクールで演奏し、ハイドンはフランスで活躍していたときに取り上げていたなど、自身の節目に弾いた曲が並んだ。「自分を振り返ることになり、演奏にも力が入る」と意欲を話す。

 第2部は吹奏楽とともにガーシュインのラプソディー・イン・ブルーを演奏。指揮は函館の宍戸雄一さんが務め、宍戸さんが選抜した27人のブラスメンバーとともに演奏する。これまでバイオリンなどと2、3人での共演はあったが、本格的な協奏曲は初めてという。「ブラスとの音の大きさの加減、入り方が難しいが、10周年ならではの楽しみを提供するため頑張りたい」と話している。

 入場料は一般2000円、高校生以下1000円で、同ホールなどで発売中。問い合わせは後援会事務局の大坂さんTEL0138・47・0185。

update 2008/11/23 15:31
提供 - 函館新聞社


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