冬本番、函館降雪22cm…空と海 欠航相次ぐ

 道内は20日、冬型の気圧配置が強まり、渡島、桧山管内でも本格的な雪が降り、雪かきに追われる市民の姿が見られた。降雪の影響で航空便やフェリーの定期便が欠航したほか、乗用車が路外に逸脱する事故も相次いだ。函館市内では今季初めて除雪車が出動した。

 函館海洋気象台によると、20日午後6時までの24時間の降雪量は函館22センチ、八雲で13センチ、七飯町大沼で12センチ、福島町千軒で14センチ、厚沢部町鶉で5センチ、江差で5センチなど。最低気温は長万部で氷点下8・9度、森町で同6・6、函館と今金で同6・3度を記録するなど、各地で今季一番の冷え込みとなった。

 函館空港では除雪作業や悪天候のため、全日空(ANA)が函館と丘珠を結ぶ3往復6便、北海道エアシステム(HAC)が函館―旭川の1往復2便を欠航とし、計288人に影響があった。

 東日本フェリーはしけのため函館発2便と大間発1便の計3便が欠航し、約20人、車両13台に影響。ハートランドフェリーも江差―奥尻間の2往復4便が欠航し、約130人、車両55台に影響があった。市内西部地区の坂道(市道)は路面凍結で一部通行止めになった。

 函館市内の赤川町や亀田中野町では除雪車が早朝に出動。幹線道路では路面が滑りやすくなり、場所によっては交通渋滞が起きた。スリップによる乗用車の路外逸脱などが相次ぎ、日本自動車連盟(JAF)北海道ロードサービスセンター(本部・札幌)によると、市内、近隣市町でこの日午後5時までに33件の救援出動があったという。

 民家や店舗の前では、雪かき作業に追われる市民が目立ち、ブックオフ本通店の坂上琢哉店長(23)は「11月の段階で雪がこんなに降るとは思わなかった。駐車場のスペースを確保するため、雪が積もったら小まめに雪かきをしなければ」と話していた。

update 2008/11/21 11:50
提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです