「新幹線や水産振興を」…渡島・桧山の総合開発期成会 石破農水省に要望
石破茂農林水産大臣を迎えた要望会が19日、花びしホテル(函館市湯川町1)で開かれた。渡島総合開発期成会(会長=海老澤順三北斗市長)と桧山総合開発期成会(会長=工藤昇上ノ国町長)から、道新幹線の建設促進や、農林水産業の支援強化などを求める意見が出されたのに対し、石破大臣は「地方の抱える問題をしっかりと受け止め、住民ひとりひとりの心に響く事業を実施していきたい」と答えた。
この日は両期成会から、道新幹線や道縦貫自動車道など交通網の整備促進、農業の土地改良事業に関する地元負担金の軽減、漁港整備や栽培漁業への支援、治山や海岸保全の防災対策の推進などについての要望が出された。
このうち道新幹線について石破大臣は「北海道にとって函館までの早期開通に加え札幌までの延伸が必要不可欠」と理解を示し「金子一義国土交通大臣に整備促進の重要性をしっかり伝えたい」と話した。また交通網整備については「広大な土地を有しながら他の代替手段が存在しない北海道こそ優先的に行われるべき。建設業が果たす地域経済への役割も考慮する必要がある」と語った。
また、農林水産業への支援については「農業における用水整備や土地改良、水産業における漁港整備や栽培漁業の推進は渡島桧山にとって重要な課題。できる限り地元の要望に対応していきたい」と話した。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。