道新幹線でアクションプラン策定
北海道新幹線開業を見据え、産業振興や地域活性化策を探る「北海道新幹線開業はこだて活性化協議会」(森川基嗣会長)は18日、ロワジールホテル函館(函館市若松町)で開いた臨時総会で、開業効果を最大限に発揮するための「アクションプラン(行動計画)」を承認した。2015年度までの新函館駅(仮称)開業に向けた26施策58項目の重点整備計画を掲げ、官民一体のまちづくりがいよいよ本格化する。
プランは(1)観光振興=「楽しめる」「行きたくなる」まちの演出(2)産業振興=「楽しそうな」「健康な」企業と市民の育成(3)交通アクセス=「楽しみやすい」「行きやすい」環境整備―の3本柱を基本戦略とし、それぞれ実現目標や実施時期、運営主体などを明記している。
観光振興については、多彩な町歩きメニューの創出といった「新たな観光資源の整備と既存資源の磨き上げ」、観光ニーズに対応した「マーケティング強化による戦略的なPRの実施」、「道南圏周遊型広域観光ルート開発と滞在促進」などが例示され、プラン中最多の10施策28項目に上った。
産業振興では「函館ブランドの創出・向上・販路拡大」や「新幹線を利活用した市場開拓と基盤整備」、交通アクセスではバス、タクシーなどの充実や、在来線を活用した「新函館駅と現函館駅間の鉄道アクセスの充実」など、それぞれ6施策10項目が挙げられた。各分野にまたがる計画もある。
同協議会は函館市、函館国際観光コンベンション協会、函館商工会議所で組織。昨年6月には地元の業界団体を含めた3分野の専門部会が設置され、1年余の協議を経てプランの骨子をまとめた。市民向けにプランのウェブ上での公開やダイジェスト版の作製も進め、新年度には同協議会を主体に推進組織として改組した上で、個別的な実施スケジュールを決める。
提供 - 函館新聞社
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