イルミナシオン映画祭、東京の大山さんシナリオ大賞
「函館港イルミナシオン映画祭2008」(12月5―7日、函館市内)の実行委員会(米田哲平委員長)は18日までに、本年度の「第12回シナリオ大賞」の最終審査結果を発表した。グランプリの函館市長賞(賞金300万円)には、東京都のフリーライター大山淳子さん(47)の「通夜女(つやめ)」が輝いた。
シナリオ大賞は、函館から映画や人材を発掘、発信しようと1996年から毎年実施。これまでに、04年のグランプリ作品「あたしが産卵する日」が08年制作の日活映画「うた魂♪」になるなど、9本のシナリオが映画・映像化されている。本年度は全国から175点の応募があり、作家の荒俣宏さんや映画監督の林海象さんら4人が審査に当たった。
グランプリの「通夜女」は、通夜に集まる若い女や老女、営業マンらそれぞれの思惑をコミカルに描いている。準グランプリ(賞金10万円)は東京都の事務補佐員、灯向亮さん(27)の「春の柩(ひつぎ)」。審査員特別賞となる荒俣宏賞は京都市の猪原健太さん(26)の「エンマムシは腐乱死体の夢を見るか?」、加藤正人賞は東京都の会社員永井利明さん(38)の「期間限定彼女」、林海象賞は東京都の杉原由美子さん(35)の「銀の降る森 金の降る川」がそれぞれ選ばれた。
授賞式は同映画祭初日の12月5日午後5時15分から、函館山ロープウェイ展望台クレモナホール(函館山山頂展望台)で行われる。
提供 - 函館新聞社
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